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 医療の進歩、高度化に伴い、看護師のレベルアップも強く求められていることは、今更いうまでもありません。
 周知の通り、我が国の死因第2位は心疾患、3位が脳血管疾患です。これらの疾患は動脈硬化が基因となって発症します。さらに動脈硬化は肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病等の疾患が基になっています。これら生活習慣病等による循環器病は、ますます増加の傾向にあります。動脈硬化を予防するためには正しい生活習慣を身につける必要があります。また心疾患、脳血管疾患に罹患した場合は適切な治療・看護を受けなければなりません。
  第6回日本循環器看護学会学術集会は、我が国の循環器病に関する健康問題を解決するために「循環器看護におけるヒューマンケアリング 〜疾病の予防と治療をささえる看護〜 」をメーンテーマと致しました。
  循環器病たとえば急性心筋梗塞を発症した場合は、突然激しい胸痛と、「死」の恐怖を伴います。このような患者さんには救命が第一ですが、看護職者は「死」からの不安の軽減に努めます。身体的ケアと共に精神的ケアが重要です。人間をホリスティック(全体的)に捉えるケアリングは、患者さんの実際状況に伴って変化していきます。病気になって失うことも多いでしょうが、同時に病気になってヒトの痛みを知り人間的に成長していきます。患者さんの回復過程で人間的成長を促すと共に看護職者も成長していく。このようなことを学術集会の参加者とともに考えていくためにテーマを設定しました。
  循環器病の予防と治療に関して、専門医と看護職者のジョイント講演ならびにシンポジウムを計画致しました。この学術集会で日ごろの研究成果を発表し、参加者と十分討議して頂きたいと存じます。ご参加をお待ちしています。
第6回日本循環器看護学会学術集会
会 長   松岡 
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